ラベル印刷の実務経験：「インクの飛び散り」

ラベル印刷の実務経験：「インクの飛び散り」

02.03.2016

「ラベル印刷の実践事例」シリーズでは、ラベル印刷における日常的な課題とその解決策について解説しています。今回の号では、「網点印刷における「曇った」印刷画像」をテーマに取り上げます。

問題の特定:

印刷幅全体（機械の進行方向）に細かい色飛散が見られ、これらはラスターローラーの表面にも確認できます。

問題の解決:

• 機械の速度を低下させる
• ラケルナイフの圧力を上げるか下げるか
• ラケル角度を浅く設定する
• ラスターローラーを180°回転させて挿入する
• 網目ローラーを徹底的に清掃する
• 添加剤を使用して塗料の粘度を低下させる
• 塗料に帯電防止剤を添加する（3～5％）
• スクレーパーシステムの正しい構成を確認する
• 別のスクレーパータイプを使用してください。
• 色シリーズを変更してください（色素の濃度が高すぎる可能性があります）
• 製造時のラスターローラーの表面仕上げが不十分です。この場合、ラスターローラーは製造元で再加工する必要があります。
• 異なるカップ形状のラスターローラーを使用する
• Gallusの「インク飛散」防止用特殊スクレーパーを使用（チャンバースクレーパーシステム専用）！

Gallus注文番号：EM 280：185714、EM 410 S：1070404、EM 510 S：1070403、RCS 330：185715、RCS 430：189326