ラベル印刷の実務経験：「印刷版の過染色」

ラベル印刷の実務経験：「印刷版の過染色」

03.03.2016

「ラベル印刷の実践事例」シリーズでは、ラベル印刷における日常的な課題とその解決策について解説しています。今回のテーマは「印刷版のオーバーカラーリング」です。

問題の特定：
細かい格子部分（「ハイライト」）が汚れやすく、定期的に清掃が必要です。顕微鏡下では、個々の点が結合しています。

問題の解決:

• 低吸水量のスクリーニングローラーを使用する
• 印刷版の網目幅の少なくとも6倍以上の線数を有する網目ローラーを使用してください。
• 柔らかい粘着テープを使用してください。
• 可能であれば、網目ローラーの印刷シリンダーへの押し付けを軽減してください。
• 色料の濃度が高すぎます - 透明白色を混ぜてください
• ラケルの刃のラスターローラーへの圧力を軽減してください。ラケルの刃の圧力が高すぎると、ラケルの刃が曲がり、インクの転移量が増加します（印刷工程で、ラスターローラーの表面に「ガラス状」のインク膜が形成され、マットなインク膜ではなくなることで確認できます）。
• ラスターローラーのスクレーパーの正しい動作を確認し、必要に応じて新しいスクレーパー刃を交換してください。
• 不適切な印刷プレートタイプ - 別のタイプを使用してください
• エドフレックス静電気防止スプレーを印刷プレートに使用してください（Gallus 注文番号：181211）